バレル排水から鉄を取り出せました。

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このブログで度々名前が登場する
特殊バレル研磨の徳吉工業さん
実は、バレル排水の話を
背が高くて腰の低い徳吉社長に
お聞きしまして
鉄粉が手に入ると思い
ちょっと実験してもらいました。

 主に何をバレルしてますか? 

どこの会社の何をバレルしてますか?
聞くと守秘義務違反になります。
どんな材質をバレルしてますかでも
特殊金属だとあの会社のあれだと
断定されることがあリますが
鉄をバレルしてますか?と聞くと
やってますってことなので

ペットボトルグリストラップを
こちらで作るので、
排水から鉄粉を取り出せるか
実験を提案してみた。

すると2つ返事でOK
早速開始することになりました。

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 鉄粉出ません! 

すぐに始めてもらったのですが
トラップに何も溜まらないと

加工精度が上がっていて
バリが少なくなってるのですかね?

鉄粉集めは残念なのですが
徳吉工業さんに仕事を出す会社は
加工精度がいいのがわかったのが
収穫でした。

いずれ溜まると思うので
引き続きお願いしますとお願いして
実験を続けてもらいました。

見せたいものがあるのですが 

見せたいものがあるので
やきとり屋にきてくださいと
連絡が来ました。
行ってみると
おーいお茶のペットボトルを
持ってきてました。

ほら!
とペットボトルの底には
沈殿物が

20160902_070218.JPG

そしてペットボトルの下には
100均で売ってる
ネオジム磁石がついてました。

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これで燕バレル鉱山ができるぞ!

用途は何にするか? 

鉄粉を採取できるようになったが
現状では、普通に買ったほうが安いのではないか?
顕微鏡で粒子を見て
差別化できるなら
新規事業になる

最初はネタ的に
バレル排水から
鉄粉を取り出し金型にしたかったのだが
実験はじめですぐに
ER流体なるものを知りました。

記事の内容はER流体を使った
ブレーキシステム

制動時に磁気を加えて
ER流体の流れを止めるという
システムの紹介でした。
ER流体を使った論文を見つけましたので
ER流体が気になる方はそちらをご覧ください
ER流体を用いた ニューアクチュエータ

  ピーンときました。

燕でER流体のブレーキシステムを作り
加工した部品をバレル研磨に出すと
ER流体になる鉄粉が作れる

話題性大ではないか!

できるできないのはなしではなく
可能性の話
実現したら面白いですよね

現在は次の一手が思い浮かばないので
あとは、わかる人ヨロシクってことで
記事にしてみました。

lirevo の紹介

ものづくりの末端で働いてます。 理不尽なこと無理難題の要求、数々あります。 その要求に答えるため多くのチャレンジをしてます。 そこでの気付きを書いていきます。
カテゴリー: ものづくり, やきとり屋リノベーション, 新潟 タグ: パーマリンク

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