板ものの加工相談がきたので
今後のために
NCコピールーターでできることを
かんたんに紹介します。
先ずはNCコピールーターとはですが
一つの加工プログラムで
同時にいくつかの刃物が同じ動きをします。
一般的にNC加工機と言えば
1ヘッドでツールチェンジャーで
自動で刃物交換してくれる
複雑な加工に向いてます。
NCコピールーターの
刃物交換は人が行います。
ヘッド数が複数あるので
段取り替えは少し時間がかかります。
得意とする加工は
量産加工
小さい板加工を100枚とか200枚とか
時には、1000枚単位の加工もたまにあります。
この写真の機種は
平安MR-431Pは4ヘッドタイプ
オプションで
ヘッドごとにドリルもついてます。
切削用刃物と穴あけドリルが装着可能です。
ワークサイズ
加工ワークサイズは
奥行き1300mm幅2500mm高さ100mm
ベニヤ板4×8が加工できるようになってます。
ヘッド間隔は基本設定300mm若干の幅調整ができます。
4ヘッドで同時加工する最大サイズは
300mm-刃物径になります。
ギリギリの加工はリスクを伴うので
余裕を5mmで考えて
280mm〜290mmが
同時4枚取り加工の最大サイズです。
組合せで
2枚取りで4種類の刃物を加工する事も可能です。
たとえば
ヘッド1,3に10mm
ドリル1,3に8mm
ヘッド2,4に5mm
ドリル2,4に3mm
この場合加工最大サイズは580mmです。
刃物1種類でいいなら
同時2枚取りは、
1,4に刃物をつけて加工すれば
最大880mmになります。
※工夫すればもう少し可能ですがマージン見てます。
刃物のセットの組合せで
外周切削は同時2枚加工
中の切削は単加工で2種類の刃物を使うこともよくあります。
組み合わせの仕方が腕の見せ所でもあります。
材料固定
材料固定は、真空吸着
設備の側に大型真空ポンプがあり
吸着させます。
ある程度の大きさまでは
真空吸着でガッチリ固定できます。
こちらは固定治具の製作がミソです。
作り方で仕上がりと利益が変わってきます。
制御はFANUC
制御はFANUCで行ってます。
旧型ですがGコード送るだけなので
充分です。
最後に
先ずは、サッと書きました。
また気づけば書いていきます。
基本加工中のものは
守秘義務があるので
オンラインでは見せれません
ご了承ください。
オフラインで個別相談していただけたら
端材などを使って説明可能です。
NC加工、ボタン押すだけで
加工できるようになれば誰デモ使えます。
それまでの段取りが上手いか下手かで
儲けが大きく変わります。
逆に言うと価格競争どれだけ耐えれるかになります。
ローコストクオリティーの考え方は
NC加工の段取りから思い浮かびました。
できる人はみんなやってるんですけどね
みんな言ってないので先に言いましたって感じです。